医療ソーシャルワーカー
ある日突然病気や怪我に遭遇すると、大変なショックを受けたり、心身に障害が残ることもあります。
また治療が長期にわたると、家族を含めてこれからの生活が深刻になることも想定されます。
経済的な心配、精神的・心理的な悩み、家族関係や職場復帰の相談など、いろいろなことがあるでしょう。
このような心配や不安・問題が起きた時、また起きそうな時に病院や
老人保健施設・在宅介護支援センターなどの医療ソーシャルワーカーがご相談や支援をしています。
保健医療機関において、社会福祉の立場から患者さんやその家族の方々の抱える
経済的・心理的・社会的問題の解決、調整を援助し、社会復帰の促進を図る業務を行います。
具体的には、
1.療養中の心理的・社会的問題の解決調整援助
2.退院援助
3.社会復帰援助
4.受診・受療援助
5.経済的問題の解決、調整援助
6.地域活動を行っています。
〔厚労省『医療ソーシャルワーカー業務指針』より〕
会員の多くは社会福祉系大学等の専門教育を修了した後、病院等で上記の業務に従事しており、(社会福祉系大学・大学院卒が、2010年4月現在83%)、近年は社会福祉士・精神保健福祉士等の国家資格取得者も増えています。また、医療と福祉の連携強化が求められている状況の中で、病院・診療所のみならず老人保健施設や行政などにも活躍の場が広がっています。